物忘れだけではない「認知症」の症状とは?

物忘れだけではない「認知症」の症状とは?

認知症とは?

脳の病気や障害など、様々な要因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態の事を言います。

単に物忘れという認識をされがちですが、記憶力の低下だけではなく、理解力や判断力の低下をももたらす病気です。

 

認知症の種類とは?

認知症には以下のような種類があります。

・アルツハイマー型認知症:最も多い型。脳神経の変性により、脳の萎縮が起こる。もの忘れから発症し、比較的ゆっくりと進行していく。

・血管性認知症:脳血管障害によって発症する。障害された脳の部位によって、症状が異なるのが特徴で、一部の認知機能が保たれている事があり、「まだら認知症」とも呼ばれる。

・レビー小体型認知症:幻視や幻覚が見える、手足が震えたり、歩幅が小刻みになって転びやすくなる症状が出る事が特徴。

・前頭側頭型認知症:言語障害や、感情のコントロールがうまくいかない、社会のルールを守れなくなるといった症状が特徴。

 

認知症の主な症状とは?

最も一般的な症状は記憶力の低下です。上記に挙げたタイプによって、その進行度合いは違ってきますが、認知症では確実に起こる症状の一つです。

他にも代表的な症状として

・被害妄想:ものを盗られた、悪口を言われているなど

・徘徊:年間15000人にも及ぶというデータもあります。自分は自宅にいるのに「家に帰る」と言って、宛てもなくふらふら出歩いてしまうというケースもあり、止めるのが困難になっています。

・暴力、暴言:感情のコントロールが出来ない事から起こるケースが多いようです。

 

一般的な解決方法

治療法には薬物療法と非薬物療法が取られます。

ですが、アルツハイマー型認知症を初めとして、変性型の認知症に関してはまだ根本的な治療法が存在しません。症状の進行を遅らせていく事が現状行われている最善の方法となっています。

非薬物療法では、運動療法や、音楽療法、認知行動療法などが選択され、それぞれ認知機能を少しでも改善していくための手段となっています。

 

疲労回復センターでの施術方法とは?

少しでも、認知症の症状の進行を遅くしていく事、そして認知症に伴って現れる周辺症状の緩和を目的に施術を行います。

身体の面では特に、頭、背骨、骨盤の3点がポイントになっていきます。

うつ病などの精神症状系の病気と同じく、認知症の方も、上記の3点が非常に緊張している事が多いです。

身体に表れている緊張状態を緩和させ、かつ脳の血流を増加させる運動などを組み合わせていきながら施術のプランを組んでいきます。

一般的な解決方法と並行して、施術を行う場合、是非疲労回復センターにご相談ください。