今日、精神科に掛かって「双極性障害」と診断された。それまで何度も「うつ病」と診断されていたが今日初めていわれたのがこの病気。うつ病より診断が難しく、うつ病より厄介らしい。
そう、私の中学校の同級生がこの精神疾患に悩んでいて私に電話で打ち明けてくれました。もう15年近く前の話しです。
彼は新卒で地元から少し離れたスーパーマーケットの物流担当みたいで、日々送られてくる資材の仕分けなどをしているという話を聞いていました。
始めは大変だけど頑張っているようでしたが2年が過ぎたくらいから少しずつ様子がおかしくなり仕事を休職しました。私がメンタルクリニックに再三行くように電話で話していましたが、薬を服用することにためらっていたせいか診断はすぐにうつ病と診断されたようです。
精神疾患一つで人生が大きく変わる!?
しばらくはその同級生と電話で話したり、1,2回食事をしたりしたことがありましたが、しばらくすると連絡が取れなくなり早15年の月日が過ぎましたが、今頃彼はどこで何をしているのかはわかりません。
どこかで幸せに暮らしていることを願うばかりです。
ここで何が言いたいかというと、双極性障害でもうつ病でも精神疾患に罹るとキャリアを棒に振ってしまうという事です。
薬を飲みながらコントロールしている人もいますが仕事自体が悪化につながるので退職するか業務に支障が出て退職を余儀なくされる場合があります。
心の問題は血圧やコレステロールみたいに数値やレントゲンで形として出てきません。形のないものを取り扱うので大変難しいのです。
双極性障害とは?
双極性障害(以前は躁うつ病)はうつ状態と躁状態が交互にみられ、躁状態は、過度の身体活動や、著しく不釣り合いな高揚感がみられます。
双極性障害にはⅠ型とⅡ型がある
1型は激しい躁状態とうつ状態が交互にみられます。漢字の通り”双”は二つを意味しており二つが極限まで下がったり下がったりするという意味合いでとられてもらえたらわかりやすいと思います。
Ⅱ型はそれよりも軽度な状態のことです。
躁状態とは、気分が高ぶって饒舌になったり、まったく眠らず動き回ったりと活動的になります。急に高額の買い物をしたりと散財してしまうことや、会社では上司と大喧嘩して会社を辞めてしまうなど、財産や社会的地位、信用などを一気に失ってしまうこともあります。
うつ状態では、一日中憂鬱な気分で、やる気がない、不安になる、眠れないという状態だったり、逆に眠り過ぎたりします。好きな趣味や食事も関心がなくなります。
原因
はっきりした原因はわかっていません。
精神疾患は遺伝するというデータもありますが、双極性障害を引き起こす特定の遺伝子は見つかっていません。
しかし、ストレス耐性については遺伝的な要素が絡みますのでストレスからくる施病気や精神疾患に罹ってしまう確率を上げてしまいます。
家族や親せきに双極性障害の方がいても病気にならない方が多いのですが、血縁者で双極性障害の方がいる場合は医師に相談してみることをお勧めします。
一番良く言われる原因としては脳の神経伝達物質の異常です。
ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の分泌異常、機能が変化などが考えられているので投薬などでコントロールすることで調整するという考えです。
精神科では投薬やカウンセリングなどを通して症状の安定化を図り、社会復帰している方もいます。ただ、薬を何年も服用しているが安定せず薬の副作用から便秘や頭がボーっとするなどの症状が出ているので一概に薬だけに頼るのも私としては良くないと考えています。
あとは、違法ドラッグなど強制的にドーパミンを放出して興奮作用や多幸感を高めるメタンフェタミン、アンフェタミンいわゆる覚せい剤などを常用していた方は比較的その後精神疾患に罹りやすいと言われています。
また少し前に問題になりました脱法ドラッグなどはもっと厄介で、何がどれくらい入っているのかわからないのでやめたとしても予後が想像できないと言われています。
疲労回復センターでは双極性障害に対しての施術はどのような考えでやっているか
腸脳相関という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
腸は脳と密接に関係していて精神疾患の方は便秘や過敏性腸症候群などの胃腸の障害が多いというデータがあります。
腸内細菌が重要という話はご存知の方も多いと思いますが、精神疾患の方はビフィズス菌が少ないと言われています。食事や睡眠習慣、運動も適度にしながら骨盤王国では腸の硬さを柔らかくする調整をしていきます。
頭や首のゆがみなども脳の神経伝達物質やホルモンの分泌に影響を及ぼします。内臓同様に頭や首の緊張やゆがみを調整することで双極性障害の症状を緩和・安定させていきます。
施術は脊柱の骨の際(きわ)をトントンと叩く施術で痛みもなく、施術中寝てしまうくらいの刺激ですので筋肉がない女性でも怖くはありません。
一つの情報だけを信じるより、いろいろな可能性を信じよう
病院の先生の中でも薬が一番コントロールが効くので有効という方もいますが、逆に薬は患者を薬漬けにして病気を悪化させるという意見を言われる方もいます。
投薬だけを信じるのではなく、でも逆に一切飲まないというのも危ないので、投薬を続けつつ、食事や運動、整体などの民間療法などを組み入れることで一つに偏ることを防ぐことができます。