慢性疲労症候群とは
生活に支障が出るような疲労が6か月以上続く疾病です。ただの疲労であれば栄養を取ったり休んだりすれば回復しますが、原因不明で回復しない状態が長く続きます。
疲労以外にも
発熱
頭痛
のどの痛み
不眠
うつ症状
関節痛
などのような風邪のような症状も出る事があります。
男女比は2対8で女性の方が圧倒的に多く、年代は20代から50代に多く発病すると言われています。性格的に「几帳面」「真面目」な方がなりやすいとも言われていますが、単に精神面が関係するだけでなく免疫系や遺伝など様々な要因が関係しているとも考えられています。
診断基準ができたのが1988年で
厚生労働省の基準で言うと
1生活に支障があるような疲労が6か月以上持続か繰り返す。(50%以上の期間)
2貧血、糖尿病、癌、甲状腺障害などを除外する
更に下記の項目を8項目以上か症状項目6基準+身体基準2項目を満たすと「慢性疲労症候群」とみなされます。
1微熱や悪寒、咽頭痛、頸部や腋窩リンパ節の腫脹、筋力低下、筋肉痛、労働後の24時間続く倦怠感、頭痛、腫れを伴わない関節痛、精神神経症状(光過敏、一過性暗点、物忘れ、易刺激性、混乱、思考力低下、集中力低下、抑うつ)、睡眠障害などが数時間から数日続くこと。
2身体基準 微熱、非浸出性咽頭炎、リンパ節の腫れ
※厚生労働省により平成7年に慢性疲労症候群の基準として作られたもの
原因
一番の問題は原因が分からないと言う所です。身体的問題か精神的問題かあるいはそれらの複合的なものなのか様々な議論が続けられています。
以前は感染症説、カンジタ菌による説が考えられていましたが現在の研究ではこれは原因ではないのではと示唆されています。その他免疫系のシステム以上により体内で免疫物質を過剰生産して、それが脳に負担をかけて起こるのではないかと言う説や、家族性の病気で遺伝的要素の関連性もあげられています。しかし先に上げたように未だにまだこれと言った原因は分かっていないのが現状です。
一般的な治療法
一般的な市販薬で対処する病気ではありませんが、通常は時間と共に改善してくることが多いと言われています。しかし長い時間がかかったり、完全には元に戻らないケースも存在しています。
病院では薬物療法や、認知行動療法、段階的運動などで対処していきます。薬物は患者さんによって症状が番うので抗うつ薬やコルチステロイドなどで改善されてる場合もありますが、全員に効く薬はまだありません。
漢方では「捕中益気湯」が有効とされていて、活性酸素による酸化防止の為にビタミンCを服用します。
同時に精神面からは認知行動療法で改善を試みたり、ウォーキングや水泳などの段階的な有酸素運動を併用していく事もあります。
当店の施術法
当店の考え方の特徴としてはまず全体を見るということです。実際に肩こりの原因が足からきていたらり、腰痛の原因が内蔵であったりと離れた部分が原因であることは多々あります。
人間の体は足の爪先から頭のてっぺんまで組織でつながっています。筋肉であったり神経であったりそ繋がりは様々ですがそれらが関係して患部に痛みや症状を引き起こしていることの方が多いといえます。
慢性疲労症候群のような原因がいまいちはっきりしない症状も、自律神経であったり体液の循環不良であったりという病院の検査では識別できないような部分が関係していることがあるのです。
私たちはお医者さんではないので診断はできませんが、筋肉の硬さや体の動きなどの多角的な手による検査で異常部位を見つけることができます。それを指標に体が正常なバランスになるように緩めたり矯正していくというのが私たちの考え方です。
トントン整体法
悪い箇所や、おかしい部分が見つかればそこに対して何かしらのアプローチをすれば改善していくのですが、それが指圧であったりバキバキする矯正だったり、マッサージだったり鍼だったりするわけです。
当店では直接悪い個所をもんだりといったことはいたしません。トントン整体法という独自の矯正法で体を良くしていきます。軽い刺激で体をトントンとたたきながら深部の循環を改善していきます。
それにより体に負担無く筋肉から神経、内臓の状態までも正常化させることが可能な画期的な整体法なのです。
最後に
原因不明の疲れが抜けきれない方、病院で慢性疲労症候群と診断されてもなかなか体調が戻らない方は一度当店で整体の視点から見ることで改善されるかもしれません。何かございましたらお気軽にご連絡ください。