過換気症候群とは
精神的な不安や、パニックにより過呼吸になることで血液中の二酸化炭素が外に放出されて、本来中性であるはずの血液がアルカリ性に傾くことで起こる症状です。
胸の痛みや、動悸、息苦しさ、めまいなどを起こし、酷くなると失神することもある。また手足の痺れや、トルソー徴候という手のひらがすぼんで拘縮してしまう状態が出る事もあります。
患者さんによっては「このまま死んでしまうのではないか」と言う不安に襲われることもある。主に10代から20代に多く見られます。男女比は男性の2倍ほど女性の方が発病しやすいと言われていて、統計では人口の6%から11%程度発症するとも言われています。
緊張が引き金になるのでうつ病やパニック症と診断されている場合は起こりやすいと考えられます。
☑ 息苦しさ
☑ 呼吸の乱れ
☑ 動悸
☑ めまい
☑ 手足の痺れ
☑ 口回りの痺れ
原因
緊張や不安が主な原因で、それにより激しく吸って吐いてを繰り返すいわゆる過呼吸になるために起こります。身体は呼吸で出て行った二酸化炭素低下を抑えるために呼吸自体を抑制しようとしますが、それにたいして患者自身は呼吸がしにくいような苦しさや、恐怖感を感じます。そしてさらに多く吸おうとして過呼吸になって行き、血液がアルカリ性に傾くことで血管が収縮して手足に痺れが生じます。
性格的にも緊張したり、不安になりやすい人は発病しやすいと考えられています。またこれ以外でもマラソンや激しいスポーツの後や睡眠不足からも脳の呼吸中枢が過剰に刺激されて起こる事もあります。
一般的な治療法
呼吸が速く息苦しさを訴えたり、手足の痺れなどを伴う場合は過換気症候群を疑います。基本的に問診で興奮度や呼吸の速さを見て、血液検査により血中の酸素や二酸化炭素の濃度を測ります。また心臓や肺に疾患が無いかレントゲンや心電図を用いて検査することもあります。
過換気症候群は30分から1時間ほど時間が経過すると自然に改善します。基本的に呼吸を遅くして二酸化炭素の量を増やすことで収まります。死ぬようなことはありませんが、患者さんからすると「死んでしまうかも」と言う精神的不安に陥ってしまいます。このように患者さんは不安で呼吸を遅くするのが難しいので安心させて落ち着かせることが最重要です。
以前は紙袋を口に当てて息を吸わせる方法が主流でしたが、この方法は逆に低酸素状態になることがあるので現在では推奨されていません。
また不安が強い場合は抗不安薬の投与なども行われる。パニック症やうつ病を伴う場合はそちらの治療を進める事で再発防止になることがあります。
当店の治療方法
当店では原因不明の疾病で病院では分からないと言われてご来店されてた方が良くなっていくケースは多々あります。原因が分からなくても体は正直なもので何か異変が表れているものです。その体からのサインを見つけて行きながら例え原因が分からなくても、体自体が改善しやすい方向へ手助けしてあげる事ができます。そのお手伝いをすると言うのが当店の基本的な考え方です。
人間には自然治癒力と言って自動的に良い状態に戻ろうとする力が備わっています。それが体に負担がかかる事でだんだんと治癒力が低下してしまいます。子供が元気なのは治癒力が高いからです。落ちる原因としては疲労や、姿勢、怪我、病気と様々です。それらが間接的に体を蝕んでいて主訴が改善されにくい状態になっている事が非常に多いと言えます。
また呼吸を支配している中枢は延髄と言う脳の一部なので、周りの頭が硬かったり、首の動きが悪くて血流が悪い事で正常に機能しなくなっていると言うこともあります。しかしこれは整体的な見方なので病院の見解とは少し違います。我々はそういった病院では見ていない部分に着目して症状を改善に導くお手伝いをさせていただいているのです。
トントン整体法
体をトントンと優しく叩くことで深部の血流を良くして症状を改善していきます。通常のマッサージや指圧では取りきれない深い部分のコリや歪みを負担なく変化させることが可能な当店独自の整体法です。
強い圧の整体は強制力はありますが、体の負担も大きく特に弱っている時は逆に痛みが出ることもあります。その点を考慮して弱い刺激でも強い圧と同等かそれ以上の効果を生む事ができます。
はじめは何をされているか分からないかもしれませんが、終わった後はスッキリしたり、体の動きが増したりと、その効果を実感していただけると思います。
最後に
過換気症候群でずっとお悩みの方、病院へ行ってもなかなか変化の見られない方はぜひ一度ご来院いただけたらと思います。